幸せというものは、きっとゼロサムゲームだと思う。
この世界のあらゆるものは相対的である。 そして仮に形のないものであっても、それが程度を表す概念であれば、やはり相対的だ。 例えば自分が富豪か貧乏かを決めるのに絶対的な基準はない。 貯金が10000円しかなかったとしても、発展途上国に行けば充分富豪を名乗れるだろう。 幸せが程度を表す概念である以上、幸せはゼロサムゲームだ。 誰かが幸せになった分だけ、誰かが不幸になる。 愛し合う2人が幸せになれば、どこかで誰かが2人分不幸になっている。 逆に言えば、誰かが不幸になればその分誰かが幸せになっているわけであるから、 そういう意味で言うと僕は人類全体に幸せを提供している、いわば聖人のような存在である。 そのような気高き聖人を目の前にすれば、どれほど高慢な人間でも思わず頭を下げてしまうだろう。 もはや地上に舞い降りたエンジェルと呼んでしまっても過言ではなく、今すぐ人間国宝に登録されてしかるべきである。 なのに、誰一人として僕を敬ってくれないどころか、構ってすらくれない。 お前らそんな態度でいたら、もう、ほんと、いつかえらいことになるぜ。 俺が本気で幸せを目指したりしたら、一体どれだけの人間が不幸になることか。
by syunsukea
| 2007-06-23 01:03
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